上村業務課長
────────※────────
〇職務のため出席した
事務局職員
小池事務局長 青柳課長
宮島課長補佐 木村議事係長
────────※────────
○
荒木法子 委員長 これより会議を開きます。
────────※────────
○
荒木法子 委員長 なお、
報道関係者から
写真撮影の申出がありましたため、
委員会傍聴規則に基づいて
委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
今
定例会においては、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
委員外議員の傍聴は自粛し、控室で
インターネット中継を視聴していただいております。
また、換気のため、おおむね1時間ごとに休憩を取りますので、御了承をお願いいたします。
────────※────────
〇
所管事項に関する
質問
○
荒木法子 委員長 最初に、
所管事項に関する
質問を行います。
◆
諏佐武史 委員 私からは、道の駅を
高速道路の
休憩施設として利用する
社会実験について伺います。
我が国の
高速道路では、
休憩施設同士の距離がおおむね25キロ以上離れている
空白地帯が100
区間存在しているということであります。国は、この
空白区間を半減することを目指して、
全国各地の道の駅を対象に
高速道路からの一時退出を可能とする
社会実験を実施しているようであります。
このたび、道の駅ながおか
花火館がこの
社会実験の対象に選定されたことが国から報道され、市政だより6月号にも掲載されました。
長岡市における
高速道路の環境は、
北陸道と関越道が合流するジャンクションもあり、今回の
社会実験においては国が目指す
高速道路の
休憩施設不足の解消や良好な
運転環境の実現に加え、道の駅ながおか
花火館への誘客なども期待できるのではないかと認識しております。これらを踏まえて3点について伺います。
まず、国が行っている
社会実験の内容について伺います。
◎松木
土木政策調整課長 この
社会実験は、
委員から御紹介いただいたとおり、
高速道路の
サービスエリアや
パーキングエリアなどの
休憩施設を補完するために、
高速道路外の道の駅を利用するものです。現在、国が取り組んでいる
社会実験の概要は、ETC2.0
搭載車が
高速道路の
インターチェンジを降りて道の駅に立ち寄った後、3時間以内に同じ
インターチェンジから同じ方向に再進入した場合、通常発生する
初乗り料金が減免され、
高速道路を降りずに利用した料金のままとなるものです。
なお、立ち寄る時間につきましては、
令和4年7月1日から2時間以内に変更になります。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。
次に、
社会実験の
箇所数と
利用状況について伺います。
◎松木
土木政策調整課長 現在、
社会実験中の道の駅は全国で23か所あり、そのうち
新潟県内では糸魚川市の親
不知ピアパークの1か所で実施されています。また、この4月には、ながおか
花火館を含む全国で6か所の道の駅が
社会実験の対象に追加されました。
この
社会実験による
利用状況につきましては、国の
報道リリース資料によりますと、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う
緊急事態宣言の期間を除き、
利用台数は
増加傾向にあるとされています。
車種別では、平日は
大型車、休日は小型車の利用が多い
状況です。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。
最後に、ながおか
花火館における
社会実験の実施時期及び期待される効果について伺います。
◎松木
土木政策調整課長 実施時期につきましては、先日、
国土交通省及び
ネクスコ東日本と
社会実験に向けた協議を開始したところで、現段階では未定でございます。今後、必要な設備の整備が完了してからの実施となりますが、決まり次第、御案内させていただく予定です。
次に、効果につきましては
高速道路における
休憩施設の
不足解消としまして、
北陸自動車道の
新潟方面から
関越自動車道の
湯沢方面の間で、
栄パーキングエリアから
山谷パーキングエリアまでの35キロの間がそれぞれ
長岡インターチェンジまでの距離で22キロと13キロとなり、先ほど紹介していただきましたが、おおむね25キロの
休憩施設の
空白区間が解消され、良好な
運転環境の実現が期待されます。また、ながおか
花火館は本年5月末に通算
来場者数が200万人を超え、
大変好評を頂いているところでございます。ここが
高速道路の
休憩施設として利用されることで、
県内外からの誘客も期待され、
長岡の魅力を
情報発信することが可能となり、再度
長岡を訪れていただくなどの効果もあると、今後
関係部局とも連携し、市内の他の道の駅や
観光施設、
支所地域への周遊などへつなげていきたいと考えております。
◆
加藤尚登 委員 私のほうからは、
長岡東西道路、
フェニックス大橋の今後についてお伺いしたいと思います。
市民も我々も待ち望んでいたんですけれども、今年3月に
フェニックス大橋からずっと延びた
東バイパスまでの
区間がようやく
開通いたしました。これによって、
フェニックス大橋付近の
渋滞緩和に大きく寄与したのかなと思っておりますが、その後に
交通量調査は行われたのでしょうか。周辺の各橋の
交通量、それから
フェニックス大橋付近の
交通量について実態をお伺いしたいと思います。
◎松木
土木政策調整課長 まず、
フェニックス大橋の
交通量ですが、平成25年の
開通時で、12時間当たり約1万2,200台に対し、5年後の平成30年で約1万6,400台と、この5年間で1.3倍に増加しております。また、その後、昨年6月の
上条区間の
開通前の
調査では、この間はほぼ横ばいに推移しておりまして、
開通後の今月の
調査では約1万7,200台と、800台、率にして5%程度増加している
状況でございます。
次に、
信濃川橋りょう部の
状況ですが、
フェニックス大橋開通の前後での比較になりますけれども、
長生橋や
越路橋の
交通が
フェニックス大橋に転換し、
長生橋で約3割減少、
越路橋で約2割減少、
大手大橋は僅かに減少するなど、
交通の分散によって渋滞の緩和に大きな効果がありました。また、今回
上条区間が
開通する前後では、
長岡東西道路を利用する
交通量が増え、並行する路線、具体的には
旭岡中学校前の
県道南長岡停車場線や上条町地内の市道の
交通量が減少しました。
課題といたしましては、
交通需要の高まりにより、
フェニックス大橋周辺で主に朝の通勤時間帯で渋滞が発生している
状況となっております。以前から県や警察とも連携し、局所的な改良や
信号制御の見直しなど、
随時対策を講じてきたところではありますが、引き続き
関係機関と連携して、
開通後の
交通状況をしっかり注視していきたいと考えております。
◆
加藤尚登 委員 ほかの橋への
交通量が減っていることと、
交通需要は相変わらず
フェニックス大橋近辺で旺盛だということ、それから朝夕だとどうしても渋滞がまだ発生しているのが見ていても感じられます。そういった
フェニックス大橋の
交通環境が整ったからこそ、この先を見据えた市民からの要望が我々のところに数多く寄せられております。それは取りも直さず、
大手大橋もそうでしたけれども、2
車線開通すれば次は4
車線と、もっとスムーズに通行できるようにという市民の期待は大きいわけでございます。ちょっと調べさせてもらったら、
大手大橋の2
車線開通が1985年で、4
車線になったのが約25年後の2009年ということで、それでも2
車線で
開通して4
車線になるには約25年もかかったんだなと改めて感じました。
フェニックス大橋も
官民一体となった
期成同盟会が発足してから
開通までやっぱり25年かかっているわけです。また、
開通してから次のステップの4
車線へというと、
大手大橋を見ればまた25年かかるわけでございまして、この
官民一体となった運動がやっぱり重要なのかなというふうに感じております。また、
フェニックス大橋だけじゃなくて、前後の
取付道路も4
車線になっておらず2
車線のところもあります。でも、見てみると、もう土地の買収が終わっているようなところもありますので、4
車線化に向けた思いや
計画は既にお持ちなんだと思います。今後の方向をお聞きしたいのと、ぜひ過去に倣って、やっぱり
官民一体となった
盛り上げ、
要望活動がポイントだと思うんですけれども、その辺の御認識をお聞かせいただきたいと思います。
◎中川
土木部長 先ほど
委員からもお話がありましたとおり、県が工事を進めてまいりました
上条区間がこの3月に
開通し、ようやく
フェニックス大橋から国道17号まで一直線に結ばれました。次は、4
車線化への期待が高まるわけですが、市としましても国道17号から新産までの
区間を全線4
車線化し、
東西軸を強化することは
経済活動、
渋滞緩和、
緊急医療施設へのアクセスなど、様々な面で大きな効果があると認識しております。また、
期成同盟会の
立ち上げにつきましては、なるべく早く動きたいと考えておりますが、国道17号までの
区間が
開通して間もなく3か月がたとうとしております。まずは、
開通後の効果を確認し、
長岡東西道路や
左岸バイパスの整備による
交通量の変化や
冬期間の
交通状況について
調査し、
道路交通の
データを蓄積しながら、重要な課題であります4
車線化に向けて準備を進めていく必要があると考えています。
なお、県は現在、今後の事業の進め方を検討していると聞いておりますので、その動向を注視するとともに、
委員御指摘のとおり、
官民一体となった
期成同盟会の設置なども念頭に置きながら、4
車線化に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
◆
加藤尚登 委員 熱い答弁を頂きまして、ありがとうございました。
必要な準備も着々としていただいていることだと思います。タイミングを逃さないように、
官民一体となった
盛り上げを常に意識しながらこれから進めていっていただきたいなと思っております。一刻も早い4
車線化を希望しておりますので、よろしくお願いします。
◎磯田 市長 この
東西道路の4
車線化の問題は、御指摘のように地元からの要望もございますが、
長岡市全体としても、まさにこれからの
長岡の
拠点性を高めていく、あるいは
利便性を向上させて外から人を呼び込む、いろんな機運を呼び込むという意味でも、4
車線化していくことは本当に第一に考えるべき未来への投資かなというふうに思っております。そういう意味で、今
中川土木部長から国道17号への接続が完了して3か月という話で、
交通量調査もやりながら県ともいろいろな話合いをしています。それとは別に、やはり1つの
意思表示といいますか、機運を
盛り上げるという意味ではなるべく早い時期に
期成同盟会を
立ち上げながら、
長岡東西道路は最初は
ニュータウンブリッジみたいな名前でしたけど、その
期成同盟会をつくったときには
商工会議所と一体となって、そして地元と一体となってこの運動を
盛り上げてきたことがこの事業の実現に大きな力になりましたので、そういった形でなるべく早い時期に
立ち上げながら取り組んでいきたいと思います。一方で、実はこれは
県管理の3桁の国道なので、県が
事業主体になる。県の
財政状況も厳しくて、この間も
花角知事とちょっとそのような話もしたのですが、そこはしっかりと県と一体となりながら進めなければ駄目だと。あるいは、もし
直轄権限代行のような形で国から事業をやってもらうとしても、今度は国の問題がありますので、そこは後で問題が起きないように
事務方でしっかり整理しながら、なるべく早い時期にこの
期成同盟会を
立ち上げて頑張っていきたいと思いますので、後ほどまた市議会の皆さんからも御協力賜りますよう、よろしくお願いいたします。
◆
山田省吾 委員 私のほうから
空き家対策についてお聞きいたします。
この件につきまして、私の地元の
寺泊地域ではもうかねてから、平成29年の第1期の
長岡市
空家等対策計画の前に
空き家調査をしたときから、
世帯数の1割が
空き家だということでした。これからの
人口減少と併せながら、この
空き家をどういうふうに生かして、利用していくかというのは、この市政の中でも非常に重要な課題かなと思います。そういう思いの中から、私
たち長岡令和クラブでは他市を視察しており、
地域によって
対策の仕方はいろいろあるわけですけれども、市がリフォームに助成をして、若者を定住させるんだというような
政策を取っているところもあります。また、いろんな
政策の中で何とかにぎわいをつくるんだということで、
シェアハウスを造ったりしているところもあるわけです。
長岡市も第2期
計画を
令和4年3月に発表した中で、それらについて何点か
質問させていただきたいと思います。
まず最初に、私が過去に資料を見たときに日本の
空き家は約845万戸だということを覚えています。実際に845万戸なのかなと思い、
長岡市の
データを見ますと、平成30年の
調査では統計上11万3,000戸余りのうち、
空き家は1万4,000戸ほどあったわけです。実際、じゃあその数字の中で
空き家の定義といいますか、その全てが
空き家かとなると、
空き家ですから空いているところかなとは思いますけれども、でもその中には
相続放棄、あるいは
管理不全の
空き家とかいろいろあるわけです。まず、
空き家の定義についてお聞かせ願えませんか。
◎
高頭 都市政策課長 今御
質問の国の住宅・
土地統計調査では、
空き家につきましては使用されていない期間がおおむね3か月以上の住宅が
空き家となっております。ですので、
入居者がいないアパートの部屋ですとか、
戸建ての
賃貸住宅、あるいは常時は使用されていない別荘などを含んだものが国の
調査による
空き家ということで、
長岡市で言えば1万4,330戸となっております。また、これに対しまして、今の御
質問にあったいわゆる問題になるような
空き家といいますか、課題になる
空き家につきましては、市の
調査では国の
空家等対策の推進に関する
特別措置法、いわゆる
空家法に基づいて
調査しております。こちらは、使用していないことが主に常態化している
戸建ての建物を対象としており、おおむね1年を通じて利用していないと見られる住宅を
空き家として定義しておりまして、こちらにつきましては第2期
計画の中では2,300件ということで
調査しております。
◆
山田省吾 委員 そうすると、統計上はそうなっているんだけれども、実際に1年以上使われていない、あるいは住んでいる形跡のない、例えば電気や水道が止めてあるとか、そういう部分のことを指すのでしょうか。
◎
高頭 都市政策課長 はい、そうです。市の
調査の際には、第1期
計画、第2期
計画と2回
調査しているところですが、まず1つ大きな要素としては、御
質問にありましたように水道が閉栓されているという
情報は重視しておりました。特に第2期
計画につきましては水道が閉栓されている住宅を中心に、そこから第1期
計画の5年間にいろいろ
通報等のあった
空き家や、
税情報とかで第1期
計画から除却された
空き家等も加味しながら抽出したものを
空き家として、2,300件としております。
◆
山田省吾 委員 そこで、過去の
調査のときには
町内会長を中心としながら調べたという話を聞いていました。第2期
計画に向けて同じような感じで聞いたのか、それともある程度専門的な方々を交えながら、例えば
空き家でもよい、悪いとか、そういうランクづけがあると思うんですけれども、そういう判断はどのようにしていくのか聞かせてください。
◎
高頭 都市政策課長 おっしゃるとおりで、第1期
計画の際には最初に
町内会への聞き取りという形で
空き家の把握を開始したのですけれども、やはり町内によってはそういった
把握状況に差があったりということもあったので、第2期
計画では先ほど言ったようにまず
閉栓状況で
空き家の候補を絞り込みました。その後、第1期
計画、第2期
計画とも外部のコンサルタントとか、あるいは第2期
計画については
シルバー人材センターに
現地調査を依頼しました。その抽出した
情報で現地を確認していただき、敷地に立ち入ることができないので、外観からその
状況のよい、悪い等を判断したり、実際に人が住んでいる、住んでいないを判断して
空き家として抽出しております。
◆
山田省吾 委員 今後の
調査につきましては、専門的な知識の中で把握してくると、ある程度正確な数字になるということで理解してよろしいでしょうか。
◎
高頭 都市政策課長 あくまでも外観の
調査でございますので、外観を見た限りでの
使用状況と、
あと水道が1年止まっていて、使っていないという判断ができるので、今後はそういった形で
空き家を判断することになるんじゃないかと考えています。
◆
山田省吾 委員 それで、平成29年に第1期
計画を実施してから約5年がたつわけですけれども、やってきた中での課題とかが見えてきたと思うんです。具体的な
調査の部分は分かりましたけれども、
地域を見ていますと、やっぱり
相続放棄とか、
所有者が不明だとか、あるいは周りの
人たちからは非常に雑草が生えていて困るという苦情を聞くわけですけれども、その辺の対応については今後どのように考えているのかお聞かせください。
◎
高頭 都市政策課長 今御
質問にあったように、草等が生えているとか、
管理の
状況が悪いという苦情などの
情報につきましては市のほうに連絡していただけましたら、まずその
所有者ないし
管理者を特定する
調査をさせてもらった上で、その方にしっかり
管理していただくような書面を送って対応を促すというような取組を進めてきているところです。
◆
山田省吾 委員 今聞きましたところですと、
所有者のほうを
調査できると。私もその辺は特措法の代わりの中で、
固定資産税を納めている人を調べて
所有者を把握して
調査すると聞いたことがあるんですけれども、そういう中においてもなかなか了解して行動してくれる人がいない部分が非常にあるんです。今後、そういう書面だけをただ投げかけていくだけなのか、その辺の
対策の仕方は考えているんですか。
◎
高頭 都市政策課長 御
質問のとおり、基本的にはやっぱり
空き家の
所有者や
管理者の方が本来いられるので、その方にしっかり
管理をお願いするということを基本と考えておりますので、まずはその実態をしっかりと繰り返しお伝えすることによって、
管理を促していくということが第一歩だと考えております。
ただ、その上でどうしても周辺に悪影響を及ぼすようなことになりましたら、
緊急安全措置を取ったことも過去にはあります。
◆
山田省吾 委員 空き家について
長岡市のほうで
所有者の方を集めた
相談会とか、アンケートとかをやったと聞いています。そういう中で見させてもらいますと、やはり
空き家を解体するにはお金がかかり過ぎるとか、相続するつもりはなかったんだけど
相続者になっていたとか、いろんな事案があるわけです。
相談会をやったときに主にどんな
相談があったのか、内容をちょっと具体的にお聞かせください。
◎
高頭 都市政策課長 御
質問の空家・
持家活用無料相談会は、過去に年1回程度行って、いろんな
空き家の
相談を受けているところです。その中での
相談事項ですが、
個別具体のことはちょっと申し上げにくいのですけれども、
相談内容の中で多いものといたしましては、やはり売買や賃貸についてです。結局そこから
空き家バンクというような御
相談が一番多く、次いでやはり御
質問にありましたように、相続や権利、登記に関する内容や解体に関する
相談がいろいろ寄せられております。そういう
相談につきましては、
専門団体等から御協力いただいていますので、
相談会等を通して御紹介して、個別のより深い
相談をしていただくといった形で対応させていただいております。
◆
山田省吾 委員 身近な人でもどこに
相談していいか分からないという話を聞くものですから、そういう
相談会等々の広報をしっかりやってもらいたいなと思います。
それと、
長岡市はもう
空き家バンクが結構有名でありますし、それを利用して
成約率も結構あるように聞いています。私が
空き家バンクのホームページを見ていますと、
空き家の数の割には
登録者数が少ないのかなという感じがするんですけれども、
登録者数を増やすためのアピールの仕方というのはどのようにやっているのでしょうか。
◎
高頭 都市政策課長 空き家バンクの
登録件数が少ないということでございますが、確かに生まれ育った家であったり、そもそも売れると思っていないなどで
登録数がなかなか伸びないというふうに考えておるところでございます。今年度、例えば
空き家活用の
補助金につきましても
空き家バンク登録物件を対象とするように
補助制度を見直したり、あるいは
管理不全の
空き家の通報が
地域から寄せられた場合は、我々も現地を確認した上で、その
状況によってはその
管理者に送る書面にいろんな
情報を加えて送るのですが、その中に
空き家バンクの
情報を入れたり、あるいは遠方の
管理者には
管理意識を高めるために、
納税通知書を使いまして、
空き家についての御
相談は
長岡市の
都市政策課にというような形を取りました。今後もあらゆる機会を捉えまして、そういった形で
空き家バンクの
登録促進を図っていきたいと考えております。
◆
山田省吾 委員 その広報というのは非常に重要だなと思いますし、またそういう機会を捉えながらアピールすることも大事かなと思います。そういう中で、私は地元に住んでいながら、やはり
空き家をどうやって利用していくのかなとなりますと、ボランティアで会を
立ち上げてやりたいなという話は聞くんですけれども、なかなかそこのハードルが高く、
情報の収集がならないということで二の足を踏むというのが実態です。
長岡市の場合、
空き家についての
NPOといいますか、そういう活動をしている団体は実際にあるのでしょうか。
◎
高頭 都市政策課長 御
質問のとおり、
空き家対策の推進には非常に専門的な知見を有する
専門業種の団体の方との連携が必要だと考えておりますので、
長岡市でも先ほどの
相談会などでも協力いただいていますが、
司法関係ですとか
建築解体業などの
専門業界の団体と協定を結んでおります。その中で、市政だより5月号でも紹介されておりました、
NPO法人すまいる
らいふサポートは建設や不動産とか
各種業界の方が属している
NPOで、こういったところも協定の対象として連携を取りながら、
空き家対策を進めているところでございます。
◆
山田省吾 委員 そういうふうに
長岡市全体を見た
サポート体制は理解したんですけれども、
合併町村の小さい単位になりますと、
空き家にしても多種多様なものがあって、市一律のものではなかなか手が届かないという感じはするわけです。私の考え方としては、
合併町村等々の小さい単位の中でやはり地元の
人たちが
相談役といいますか、あなたの家はこうしたらどうかなというような話ができる
雰囲気づくりというのが大事かなと思うんです。そういうものを
立ち上げようかなと思ったときに、
都市政策課としての
協力体制というのはどうなっているのかをお聞かせください。
◎
高頭 都市政策課長 今御
質問にあるとおり、
地域によってきめ細かな対応というのは非常に大事なことだと思います。そういった中で確かに
地域の実態に精通し、
空き家対策に必要な専門知識を持った
地域の団体等の方が活動を考えていられるようであれば、私どもとしましても連携について前向きに取り組んでいきたいと考えておりますので、また私どもに御
相談していただきながら一緒に考えていければと思います。
◆
山田省吾 委員 私もやっぱり地元に住んでいる人であれば、特に隣の家の話もよくできますし、また
相談も聞いてあげられます。また、今もう私たちの
地域でも80代の2人暮らしとか、独り暮らしの方で子どもは県外にいて同居はしていないという話を聞くわけですけれども、そういう
人たちにも地元の人であれば、
長岡市の取組について説明したりとか、また理解してもらうには非常に重要かなと思うんです。そういう部分についてもやはり市と連携できる、小グループでもいいんでしょうけれども、
NPOでなくてもそういう活動をする団体について、市の温かい御支援をお願いしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。
◆桑原望
委員 私からは、マンホールカードについて幾つか
質問をさせていただきます。
私は、平成29年9月の
建設委員会で、マンホールカードについて
質問をさせていただきました。そのとき、下水道というふだん目に見えないものに対する理解と
長岡市のPRという2つの目的から、
長岡市でもマンホールカードを発行したらどうかというような提案をさせていただきました。そのときの御答弁では、
長岡市においてもマンホールカードが下水道のPRや交流の促進として有効な手段と考えており、導入に向けて検討を進めているというお話でございました。
その後、平成30年に
長岡市の第1弾のマンホールカードが発行され、現在に至っているわけでございます。そこで、現在の取組
状況や今後の展開について幾つかお聞きしたいと思います。
まず、マンホールカードの目的と当市での取組
状況についてお聞かせください。
◎高橋 下水道課長 マンホールカードでございますけれども、各
地域にゆかりのあるデザインマンホールをカード化したもので、ふだん目に触れることの少ない下水道を身近に感じてもらうきっかけづくりのツールとして、全国的に展開されているものになります。
当市では、現在3種類のカード、具体的には平成30年4月に火焔型土器、
令和2年12月に花火の妖精ナッちゃん、
令和3年4月にアルビレックスBBのマンホールカードを作成し、配布しております。配布場所は、火焔型土器のカードはアオーレ
長岡、ナッちゃんのカードは道の駅ながおか
花火館、アルビレックスBBのカードは市民センターにてそれぞれ配布しております。
◆桑原望
委員 私が最初に平成29年に
質問したときに、新型コロナウイルスの感染症拡大前の時期でしたので、交流といったところでもまちづくりの点で効果があるという
質問をさせていただきました。
そこで、これまでの配布
状況について、市内、市外、県外のどういったところからマンホールカードをもらいに来たのかと、配布してみての評価についてお考えをお聞かせください。
◎高橋 下水道課長 配布
状況でございますけれども、これまでに累計約1万8,000枚のカードを配布しています。配布した方の内訳ですけれども、市内の方が全体の3割、県内市外の方が3割、県外の方が4割となっています。評価でございますが、平成30年4月の最初のマンホールカードの配布時には約1,400人の方が来場されました。また、その後の配布イベントでも多くの人から集まっていただいておりますので、効果的な下水道のPRにつながっているものと考えています。さらに、カードを求めて市外、県外からも多くの方が訪れてきておりますので、下水道の広報のみならず、
長岡市を訪れるきっかけづくり、交流人口の拡大にも一役買っているものと評価しております。
◆桑原望
委員 1万8,000枚近くということで、かなりの枚数だと思いますし、さらに言うと県外の方が4割と、正直私が
質問したときに思っていた以上の盛り上がりを見せているのではないかなと思っております。
その後、合格祈願マンホールカードお守りということで、私が
質問したときには考えてもいなかったことなんですけれども、これは私の提案というよりもその担当課独自のアイデアじゃないかなと思うのですが、合格祈願マンホールカードお守りは、私の周りでも受験生の子どもを持つ親御さんなどから非常に好評でございました。こちらのきっかけや狙いについてお聞かせください。
◎高橋 下水道課長 合格祈願マンホールカードお守りですけれども、マンホールの蓋は全て丸で落ちない、滑らないことから、縁起を担ぐ受験生に喜ばれるのではないかと考え、受験生など若い世代にも幅広く下水道に関心を持ってもらえればという思いから、若手職員が発案、企画したもので、
令和元年度から受験シーズンに配布しています。この取組は、
令和2年には国土
交通大臣賞に選出されるなど、毎年テレビや新聞等でも取り上げられ、予想以上の反響を得ています。また、受験を終えた学生や保護者の方からお礼の手紙も多く頂いており、このお守りを通して
長岡市の下水道のイメージアップにもつながっているものと考えております。
◆桑原望
委員 今までマンホールカードのいろんな取組の効果や狙いなどをお聞きいたしましたけれども、改めて下水道という非常に重要なものを真面目に広報すると、なかなか伝わらないもんじゃないかなというふうに思っております。そういった中で、デザインマンホールやマンホールカードというちょっと遊び心を持った形ですることによって理解が進むと思いますし、またこういった形で市外、県外から多くの人が
長岡市を訪れて、
長岡市の
地域の宝を今までとは違った形でPRするということは、まちづくりの点でも非常に効果があったのではないかなと思っております。
そこで、今後の展開についてお考えがあればお聞かせください。
◎高橋 下水道課長 今後の展開ですけれども、これまで3種類のデザインの蓋をカード化しておりますが、市内にはこのほかにも
地域の特徴あるデザインの蓋が14種類あります。今後これらをカード化するかについては、それぞれのカード化する目的や効果等を踏まえながら検討していきたいと考えております。
いずれにいたしましても、楽しみながら下水道に関心を持ってもらえるとても有効なツールと考えておりますので、今後も各種イベントなどで活用して、重要なインフラの1つであります下水道について理解を深めていただけるよう努めてまいりたいと考えております。
◆桑原望
委員 デザインマンホールが14種類あるということでございました。
先ほどの答弁の中で、3種類のマンホールカードを配っている場所がアオーレであったり
花火館であったりと、これは恐らくよく考えて、戦略的に配られているんじゃないかなと思います。ですので、私のほうとしてもこの14種類のデザインマンホールをすぐに全部カードにしろということではなくて、やっぱりタイミングとか時期とか、いろんなものをよく考えた上で、効果的な形で発行していただければなというふうに思っております。
◆多田光輝
委員 私のほうからは、1項目
質問させていただきたいと思います。
継続可能な除雪体制についてお聞かせください。本市における除雪、消雪パイプ網は、降雪時期や長期間にわたる積雪に悩まされる市民にとっては、重要なインフラと考えています。特に除雪においては、市民の通勤や通学に間に合うように、深夜から早朝まで除雪業者と行政がタッグを組んで雪国の生活を守っていただいていることに改めて感謝申し上げます。
前回の当
委員会でもやり取りがあったように、今後は除雪オペレーターの高齢化と担い手の減少を起因とした将来的な人員不足により、除雪体制の維持が課題であると思いました。そんな中、
長岡市では
令和元年に将来的にも安定した除雪体制を維持する目的から、
長岡市除雪イノベーション研究会を設立し、昨年まで5回にわたり研究会が開催されました。その間、ITを活用した消雪パイプとガイダンス装置を装備した除雪車の実証を行い、消雪パイプについては
令和3年7月の克雪・危機
管理・防災
対策特別
委員会において、散水量で13%の節水効果が得られたと説明がありました。また、除雪ガイダンス装置については
令和4年3月の
建設委員会で、若手オペレーターの早期育成にもつながり、担い手確保の一助になる、今後は市内全域に導入を考えているとの説明があり、この研究会において一定の成果が得られたことだと思っております。
そこで、1点目の
質問ですが、除雪イノベーション研究会からの提言、実証実験を踏まえた今後の展開について伺いたいと思います。
◎石黒 道路
管理課長
長岡市除雪イノベーション研究会からの提言を踏まえた今後の展開といたしましては、まず消雪パイプの節水化ですが、昨年度の冬も散水を開始する時間を変えるなどの実証実験を行っており、今年度も引き続き実証実験を行います。その実証実験の結果を踏まえまして、市が
管理している消雪パイプの設定に反映させるとともに、市民の皆様にも周知し、より一層の節水に努めてまいりたいと考えております。
次に、除雪車へのガイダンス装置の設置についてですが、今年度、全支所に各1台、計10台を除雪車に設置する準備を進めております。今後新たに設置する除雪車のオペレーターからの意見などを参考に、さらなる導入を検討してまいります。
◆多田光輝
委員 個人的には、未来には自動運転の除雪車も出てくるような気もしますし、技術は日々進歩しておりますので、ぜひ第2、第3の研究会にも期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
次の
質問に移らせていただきます。先日、除雪業者の方と懇談する機会がございました。そこで出た話題が、冒頭にも話したオペレーターの高齢化と担い手の減少という話でした。ガイダンス装置を除雪車に設置することは、担い手確保の一助になると思っておりますが、オペレーターの確保について、市は現状をどのように認識され、それに対してどのような取組を取られているのかお聞かせいただきたいと思います。
◎石黒 道路
管理課長 オペレーター確保に対する現状につきましては、以前に除雪業者にアンケートを取った結果、50代以上が50%を占め、高齢化が進んでいる一方で、新規オペレーターの加入が少なく、年々厳しい
状況になっていくものと認識しております。市の取組といたしましては、毎年11月に
長岡市道路除雪技術者講習会を開催し、経験の浅いオペレーターを対象に熟練オペレーターから運転技術の指導や除雪車の点検知識の習得、また除雪ガイダンス装置を設置した除雪車に試乗してもらい、その有効性を体験していただいております。こうしたことで、オペレーターの早期育成となるよう努めております。
また、新潟県では
令和3年度に新潟県除雪オペレータ担い手確保協議会を
立ち上げ、建設業以外の団体などに除雪作業への参入の働きかけや除雪のPR動画を作成するなど、様々な取組を検討しております。
長岡市もこの協議会の
委員として参加しておりますので、今後も国や県などと連携してオペレーター確保に取り組んでまいりたいと考えております。
◆多田光輝
委員 ぜひ取組を進めていただきたいと思います。
次に、除雪車の維持に関することについてお聞かせいただきたいと思います。これも除雪業者との懇談の中で出た話なんですけれども、20年、30年たった除雪車は故障も多く、維持費が非常にかかるそうです。また、除雪車を修理するにも古過ぎて部品が調達できない
状況や、新しい除雪車を購入するにしても、昨今の雪が降ったり降らなかったりの
状況ですと経営の重しとなるということで、高額な除雪車を新規導入することが課題だという話がありました。また、私の地元に限らず全市域的に、担い手不足に加え、こうした
状況により除雪作業をやり続けることが難しい
状況であると感じております。除雪車の維持、更新は、
地域の除雪体制を継続していくためには重要であると考えます。
他市では、除雪車や除雪機械の貸与を行っているという話もお聞きしております。そこで、市として除雪車を維持していくために、どのような対応を考えているのかお聞かせいただきたいと思います。
◎石黒 道路
管理課長
委員がおっしゃるように、除雪車の維持、更新が難しいというお話は私どもも除雪業者から聞いておりまして、市からの除雪車の貸与を増やしてほしいといった要望も受けております。市といたしましても、
冬期間の市民の安全・安心な通行を確保するため、除雪業者の減少がないよう、除雪車の貸与を増やしていくことは必要と考えております。しかし、市が全ての除雪車を貸与するのは非常に難しいことから、今後、除雪業者から意見を聞き、現状をよく把握した上で、どのような条件で除雪車の貸与を増やすことができるのかを検討し、継続的な除雪体制の確保に努めてまいりたいと考えております。
◆多田光輝
委員 現状、除雪体制の維持は除雪業者の存続に大きくかかっているわけですけれども、除雪業者の大半が建設業で、公共事業の予算がピーク時より半減しているということは事実でございますので、それぞれの除雪業者の経営体力が低減している
状況なんだと思います。市としても十分な財源があるわけではないと認識しておりますが、国・県と協力して雪国の生活を守っていただくよう、的確な
状況把握と除雪体制の維持をお願いいたしまして
質問を終わらせていただきます。
○
荒木法子 委員長 所管事項に関する
質問は、この程度にとどめます。
────────※────────
午前10時48分休憩
─────────────────
午前11時開議
────────※────────
1 議案第69号
長岡市下水道条例及び
長岡市農業集落排水施設条例の一部改正について
○
荒木法子 委員長 議案第69号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆関貴志
委員 この件については、本会議の一般
質問でも議論があったかと思います。背景として、持続可能な行財政運営プランがあるわけですけれども、私としては少子高齢化が進む中で、将来世代に行けば行くほど財政の健全性の維持等が難しくなる
状況の中で、
長岡市が早めに財政の健全化に取り組むことについては賛成するものであります。
それで、本会議での答弁の中で幾つか追加で確認をさせていただきたいと思います。まず、この使用料金の値上げについて、本会議では1世帯当たり月300円で年3,600円、平均的家庭の値上率として10%という答弁があったと思います。今回の改正内容を見ると、いわゆる企業等の大口使用者への影響よりは一般家庭への影響が大きいのかなという感じは持っております。まず、この大口使用者や企業への影響ということはどのように見ておられますか。
◎高橋 下水道課長 このたびの改定では、10立方メートルまでの単価を改定させていただいています。これについては、下水道の維持
管理費においては固定費が高いことから、まず固定部分である低い部分のところを上げたいと。また、県内の市町村と比べても10立方メートル当たりの単価が極端に低い水準にありますので、まずここを改正して浅く広く負担を求めていきたいということで、10立方メートルまでの改定としております。
◆関貴志
委員 したがって、大口使用者の方々への影響は一般家庭よりも少なく済むという理解でよろしいですね。
◎高橋 下水道課長 はい。10立方メートルまでですので、10立方メートル以上は一律300円程度の値上げで済むというものになります。
◆関貴志
委員 それで、今度はその使用料の総額についてお聞きしたいんですけれども、今年度の下水道事業会計の予算では、この使用料の収入は38億円程度になっていたかと思うんです。これが、来年度から値上げという改正案ですけれども、今ほどの一般家庭、それから企業等の大口使用者の分も含めて、結局総額として幾らぐらい使用料収入が増加する見込みなのかお聞かせください。
◎高橋 下水道課長 年間3億6,000万円程度の増収を見込んでいまして、現在38億円の収入が、この改正により41億円程度になるのではないかと見込んでおります。
◆関貴志
委員 分かりました。
それから、考え方について聞かせていただきたいです。一般
質問の中で、今回の改定に関して何人かの答弁者がそれぞれの
質問者に対して答えておられたわけですけれども、基本的にはこういうことをおっしゃっていたのかなということを少し私なりに整理しました。
1つは、物価高騰が最近ちょっと目立ってきている
状況の中で、そんなときに使用料の値上げはどうなのかという議論があったかと思います。この物価高騰に対しては国の
対策に合わせて、財政調整基金の取崩しも含めて財政出動で対応しますよという方針は1つ示されていたかと思います。
それから、いろんな議論の中で、今の基本的な方針とは別の話というんですか、使用料改定の件に限定すると、使用料改定の実施については市民生活の
状況変化を踏まえて、料金改定のスケジュールを見直すなど柔軟に対応したいという答弁も片やあったかと思います。
この2つがどのように整合するのか、分からなくもないと思うんですけれども、私の理解では、物価高騰
対策については財政出動で対応するんだけれども、それでも万が一不十分な場合には料金改定のスケジュールを見直すという意味合いに、合わせるとそういうふうにも聞こえるんです。これらの改定スケジュールを見直すというその前段の条件といいますか、この辺の考え方について分かりやすい説明を求めたいと思います。
◎高橋 下水道課長 まず、下水道使用料の考え方でございますけれども、これまでも何回かお答えしていますが、汚水処理費については使用料の中で経費を賄うことが原則とされている中で、
長岡市では使用料による経費回収率が8割にとどまっているという
状況で、下水道の経営としてはこれ以上の先延ばしは難しい
状況となっていることをまず御理解願いたいと思います。
その上で、今後著しい社会情勢の変化が生じた場合には、市全体で必要な対応を検討していきたいというものでございます。
◆関貴志
委員 著しい
状況変化というのは、現在においてはこの物価高騰が念頭にあるという発言なんでしょうか。
◎高橋 下水道課長 下水道経営が非常に厳しい
状況ですので、今現在の
状況であれば予定どおりさせてもらいたいなということで上程しています。
◆関貴志
委員 何となくは分かった感じがするんですけれども、そうしますと、ちょっと
質問項目を変えます。この条例では来年の4月1日から施行するということでありますが、今までの説明の中では、ただ
状況によってはこのスケジュールを見直しますよ、いわゆる値上げ時期を先送りという意味合いの発言もされていて、そのこと自体は私も理解できるんです。片や今回議案を提出されたわけですけれども、この審議の中で施行日は柔軟に対応するということであると、1つの考え方としては、じゃあ
状況を見極めてから条例改正の提案があってもいいのかなという考えもあるわけです。これを今回、スケジュールについては非常に柔軟な考えを持ちながらも、取りあえずと言うと失礼かもしれないですけど、このたび来年4月1日として議案を提出された理由を聞かせていただけますか。
◎高橋 下水道課長 実質的には来年4月1日からの値上げということで、まだ10か月ぐらい先の話ですけれども、条例改正後に市民周知などを丁寧にやっていきたいという思いから、この6月議会で提案させてもらっています。
◆
山田省吾 委員 私も少し聞かせてもらいたいんですけれども、今関貴志
委員のほうから施行時期あるいは一般
質問の答弁の内容について聞かれたわけです。私も答弁を聞きながら、やはりこの今の時期に──今日の新潟日報を見ましたら、市民生活に密着している家庭用の食用油の価格がまた1.5倍に上がるということです。本当に下水道の経営
状況については理解していますし、条例についても理解するんですけど、市民生活が新型コロナの関係で非常に疲弊している中で、また全ての物価が上がってきていると。市民感情からすると、非常にどうなのかなという疑問を持つわけです。その辺をどのように考えているのか、まず聞かせてもらいたいと思います。
◎中川
土木部長 コロナ禍や物価高騰などで今の社会情勢が厳しいことは十分承知しております。一般
質問の中で市長から、今後さらなる著しい社会情勢の変化があった場合には、対応を検討してまいりたいというふうな答弁があったと思うのですが、じゃあそれがいつなのかというのは、なかなか今の段階ではちょっと言えませんけれども、そうなった場合には市全体の中で、実施する時期も含めまして総合的に判断してまいりたいと今のところ考えております。
◆
山田省吾 委員 5月の会派説明であったように、環境部は事業系ごみ処理手数料の改正を先送りしたわけですけれども、単独というよりも私が思うにやっぱり市全体の中でそういう判断をしながら、例えば
令和5年度の予算編成もそう遠くない時期にあると思うんです。その辺の時期の
状況をしっかりと見極めながら、やはり市民生活の疲弊度とか、市民感情に対しては非常に丁寧な説明をした中でやってもらいたいなと思います。また、今こうなればというはっきりしたことは言えないかもしれませんけれども、そういう時点になりましたら市議会に報告というか、
状況を説明してほしいなと思いますが、その辺はどうでしょうか。
◎中川
土木部長 その辺の説明はしっかりしてまいりたいと考えております。
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第69号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
2 議案第70号
長岡市水道条例の一部改正について
○
荒木法子 委員長 議案第70号を議題といたします。
〇
大野水道局長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第70号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
3 議案第73号 契約の締結について(市道越路191号線ほか)
○
荒木法子 委員長 議案第73号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第73号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
4 議案第77号 財産の取得について(ロータリ除雪車)
○
荒木法子 委員長 議案第77号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第77号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
5 議案第78号 財産の取得について(除雪ドーザ)
○
荒木法子 委員長 議案第78号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第78号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
6 議案第79号 財産の取得について(除雪ドーザ)
○
荒木法子 委員長 議案第79号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第79号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
7 議案第52号
令和4年度
長岡市一般会計補正予算
(1) 第1条 歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分
○
荒木法子 委員長 議案第52号を議題といたします。
〇
中川土木部長、
若月都市整備部長 〔予算書・説明書にて説明〕